約14億人もの人口を抱える中国。
1892年、コーヒーはフランス人宣教師によって雲南省へ持ち込まれました。
雲南省は紅茶の一大産地であったので、コーヒー生産にはあまり目は向けられませんでした。
1988年、ネスレなどが雲南省と協力し、コーヒー産業を後押ししたことがきっかけで徐々に生産量は増えていきました。
2009年、紅茶の価格の下落とコーヒーの価格の上昇によって、コーヒーの生産量は飛躍的に伸びました。
中国でコーヒーを飲む人が増え、マーケットは拡大しており、2018年には日本の市場規模を超えました。
中国の一人あたりのコーヒー消費量はまだごくわずかだが、世界一の人口を考えれば、今後中国がコーヒー業界に与えるインパクトは未知数と言えます。
このように、中国ではコーヒー文化が着実に根付き始めており、今後は中国のコーヒー豆を日本のコーヒーショップで見かける機会も増えそうです。
・世界の生産量ランキング
14位
・主な品種
ロブスタ
カティモール
カトゥーラ
ブルボン
・収穫時期
10月〜4月
・精製方法
ナチュラル