1749年にフランシスコ会の修道士がバタンガス州リパにコーヒーの木を植樹したのが始まりと言われています。
1880年代までは順調に生産量を伸ばし、一時は世界第4位のコーヒー豆輸出国になりました。
しかし、1889年、サビ病と害虫の発生により、コーヒー生産に壊滅的な被害をもたらしました。
1950年代にフィリピン政府はアメリカの助けを受けて、ロブスタ種をはじめとする病害虫に耐性のある品種を導入しました。
アラビカ種、リベリカ種、エクセルサ種、ロブスタ種の4品種が主に生産されており、その90%はロブスタ種です。
今では、以前よりも生産高は落ち込んでいるものの、年間約10万トンものコーヒーが国内で消費されています。
かつてコーヒー生産主要国であった頃の勢いはないものの、フィリピン国内でのコーヒー需要は高まっており、国内でのコーヒーに対する関心も大きくなってきています。
・世界の生産量ランキング
18位
・主な品種
ロブスタ
リベリカ
エクセルサ
・収穫時期
10月〜3月
・精製方法
ウォッシュド