18世紀にコーヒーの木が最初に植えられ、1832年からヨーロッパへ輸出されるようになりました。
現在は、50,000ほどの小規模農家がアラビカ種のみを栽培しています。(カネフォラ種の栽培は法律で禁止されている)
かつては各農園で収穫したコーヒーチェリーが地区ごとの集荷場に集められて一括で生産処理され、生産者の顔が見えないコーヒーが市場に出回っていました。
ここ数年は、政府と生産者によって組織された「コスタリカコーヒー協会」がコーヒー栽培を全面的にバックアップし、マイクロミルと呼ばれる小規模なウォッシングステーションが多数設置され、それぞれの生産者がその収穫物を個別に処理することができるようになるなど高品質なコーヒー豆の生産に力を入れています。
そのため各農家のロットをトレースすることができ、コスタリカのインフラはスペシャルティコーヒーの栽培の理想系と言えます。
近年、コスタリカのコーヒーは世界的にも品質が高く評価され、日本のスペシャルティコーヒー店でもお馴染みになっています。
・世界の生産量ランキング
14位
・主な品種
カトゥーラ
ビジャサルチ
カトゥアイ
・収穫時期
11月〜3月
・精製方法
ハニープロセス
パルプドナチュラル
ウォッシュド