カメルーンはアフリカ大陸の中央部に位置しており、国土は日本の約1.2倍ですが、人口は日本より少ない2,300万人ほどです。
カメルーンではカカオ豆の生産、林業や鉱工業と並んでコーヒー豆の栽培も大きな産業になっています。
カメルーンには1905年、ドイツ人によってティピカ種のコーヒーノキが持ち込まれ、1928年頃から本格的に栽培が始まったと言われています。
その後、コーヒー豆の栽培は順調に進み、1985年には約14万トンの生産量となりましたが、コーヒー豆の価格の下落などの影響によりコーヒー農家の数は減少し、生産量は1万トンを下回るほどになりました。
2008年、カメルーン政府はコーヒー産業の再生計画を打ち出し、アラビカ種の生産量は増加傾向にあります。
近年の輸出の内訳はロブスタ種が約80%、アラビカ種が20%で、ドイツやフランスを中心に輸出されており、日本にも量は多くはないものの輸出されています。
一時は滅びかけたカメルーンのコーヒー。
日本のコーヒーショップでもよく見られる日が、近い将来来るかもしれません!
・世界の生産量ランキング
26位
・主な品種
ロブスタ
ティピカ
ジャバ
・収穫時期
ー
・精製方法
ナチュラル
ウォッシュド