別のトリビアで、新しい精製方法として、「アナエロビックファーメンテーション」をご紹介しました。
アナエロビックファーメンテーションの他にも、近年注目を集めている精製方法があります。
それが「カーボニックマセレーション」です。
この精製方法は、アナエロビックファーメンテーションの一種で、ワインの醸造技術を応用した方法です。
※乾燥や脱穀をして種を取り出す工程は、他の生産処理と同様に行います。
この精製方法もアナエロビックファーメンテーションと同様、豆本来が持つ味を引き出すというより、収穫後のプロセスで独特な香味を付加しようというものです。
具体的には、コーヒーチェリーを入れたタンクの中に二酸化炭素を充満させ、嫌気性環境(酸素がない環境)をつくって、コーヒーチェリーを発酵させる方法です。
この精製処理によって、特徴的なフレーバーを生み出すことができます。