なぜゲイシャは高いのか?

高級なコーヒーと言われて思いつく品種は、ゲイシャ種ではないでしょうか?
ゲイシャは、年に一度パナマで開催される「ベスト・オブ・パナマ」というコーヒー品評会でエスメラルダ農園が出品したゲイシャコーヒーがその後のオークションで史上最高価格で落札され、一躍その名が世界に知られるようになりました。
このトリビアでは、ゲイシャがなぜ高価なのかをご紹介します。
ゲイシャが高価な理由は、大きく2つあります。
1つ目は、品種の希少性です。
ゲイシャ種は以下の点から安定的な生産が難しく、希少性が高いことが価格を引き上げている要因の一つです。
・病害虫への耐性が低い
・収穫量が少ない
・木そのものの寿命が短い
2つ目は、特徴的な風味特性です。
ゲイシャのフローラルで華やかなアロマ、トロピカルフルーツのような甘さ、心地よい酸味は品評会での評価も高く、毎年世界中のコーヒー愛好家の注目が集まります。
このように抜群においしい上に生産量が少ないため高値で取り引きされます。
最近では、ゲイシャ種はパナマ以外にもさまざまな国で生産が試みられており、それに伴いお手頃な価格帯のものも出回るようになりました。
しかし、まだまだ生産量が少ないゲイシャ。
店頭で見つけたら、ぜひ飲んでみてください!