Trivia
ここまで99回の投稿にあたりコーヒーのトリビアについてご紹介してきました。
記念すべき100回目のトリビアは、改めて私たちのサービス"Bean to you"についてご紹介していきます。
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今もなお猛威を振るっている、コロナウイルス。
このコロナウイルスの流行は、私たちの生活に大きな変革をもたらしました。
これまでのコーヒー業界は店舗での販売が中心で、オンラインでの販売は二次的なものでした。
しかし、コロナで状況は一変しました。
外出の自粛や「3密」を避けるよう求められ、今まで当たり前だった対面での営業が真っ向から否定されました。
私の身近でもコロナを機に廃業の道を選ぶコーヒーショップもありました。
あの大好きな空間を守るために、大きな変革が求められています。
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確かに私たちのライフスタイルは大きく変わってしまった。
しかし、それは悪いことばかりではないと思います。
リモートワークになり、朝いつもよりコーヒーをゆっくり楽しめる時間が増えたり、自分でドリップする時間ができたり。
在宅時間が増えたことで、自分で豆を挽いてコーヒーを淹れるという人が増えているようです。
人々の購買行動が大きく変わり、こだわりのコーヒーを家庭で楽しむ流れがいま加速的に進んでいるように感じます。
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"Bean to you"は、あなたと最高のコーヒー豆との出会いを手助けするサービスです。
私たちが提案する"Bean to you"は一握りのプロだけを対象にしたサービスではありません。
私たちは、コーヒーやそれを取り巻く文化・環境を愛する人たちとコーヒーを仕事にし、情熱を捧げる人たちとをつなぐ架け橋となることを目指しています。
まずはオンラインから皆さんのコーヒーを楽しむ時間をより豊かなものにできるようしていきたいと思います。
“スペシャルティコーヒーをもっと身近に。”
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カメルーンはアフリカ大陸の中央部に位置しており、国土は日本の約1.2倍ですが、人口は日本より少ない2,300万人ほどです。
カメルーンではカカオ豆の生産、林業や鉱工業と並んでコーヒー豆の栽培も大きな産業になっています。
カメルーンには1905年、ドイツ人によってティピカ種のコーヒーノキが持ち込まれ、1928年頃から本格的に栽培が始まったと言われています。
その後、コーヒー豆の栽培は順調に進み、1985年には約14万トンの生産量となりましたが、コーヒー豆の価格の下落などの影響によりコーヒー農家の数は減少し、生産量は1万トンを下回るほどになりました。
2008年、カメルーン政府はコーヒー産業の再生計画を打ち出し、アラビカ種の生産量は増加傾向にあります。
近年の輸出の内訳はロブスタ種が約80%、アラビカ種が20%で、ドイツやフランスを中心に輸出されており、日本にも量は多くはないものの輸出されています。
一時は滅びかけたカメルーンのコーヒー。
日本のコーヒーショップでもよく見られる日が、近い将来来るかもしれません!
・世界の生産量ランキング
26位
・主な品種
ロブスタ
ティピカ
ジャバ
・収穫時期
ー
・精製方法
ナチュラル
ウォッシュド
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コーヒーに関するさまざまな技術を競い合う大会があります。 世界大会 ・WBrC:World Brewers Cup ワールド ブリュワーズ カップ ・WLAC:World Latte Art Cup ワールド ラテアート チャンピオンシップ ・WCRC:World Coffee Roasting Championship ワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ ・WSC:World Siphonist Championship ワールド サイフォニスト チャンピオンシップ ・WCTC:World Cup Tasters Championship ワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ ・WCIGSC:World Coffen In...
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高級なコーヒーと言われて思いつく品種は、ゲイシャ種ではないでしょうか?
ゲイシャは、年に一度パナマで開催される「ベスト・オブ・パナマ」というコーヒー品評会でエスメラルダ農園が出品したゲイシャコーヒーがその後のオークションで史上最高価格で落札され、一躍その名が世界に知られるようになりました。
このトリビアでは、ゲイシャがなぜ高価なのかをご紹介します。
ゲイシャが高価な理由は、大きく2つあります。
1つ目は、品種の希少性です。
ゲイシャ種は以下の点から安定的な生産が難しく、希少性が高いことが価格を引き上げている要因の一つです。
・病害虫への耐性が低い
・収穫量が少ない
・木そのものの寿命が短い
2つ目は、特徴的な風味特性です。
ゲイシャのフローラルで華やかなアロマ、トロピカルフルーツのような甘さ、心地よい酸味は品評会での評価も高く、毎年世界中のコーヒー愛好家の注目が集まります。
このように抜群においしい上に生産量が少ないため高値で取り引きされます。
最近では、ゲイシャ種はパナマ以外にもさまざまな国で生産が試みられており、それに伴いお手頃な価格帯のものも出回るようになりました。
しかし、まだまだ生産量が少ないゲイシャ。
店頭で見つけたら、ぜひ飲んでみてください!
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コーヒー豆のグレードによって価格の決められ方が異なりますが、コーヒー豆の価格は基本的に需要と供給のバランスによって決まります。
コモディティに分類されるコーヒー豆は、アラビカ種の場合はニューヨークの市場、カネフォラ種の場合はロンドンの市場で取り引きが行われます。
ここでの価格がベースになりますが、豊作が見込まれる年は価格は下がり、不作が見込まれる年は価格が上がる傾向にあったり、世界中で起きるさまざまな出来事によって相場が変動します。
また、投機目的で行われる売買の影響を受け、需給バランスに反して価格が変動することもあります。
極端に相場が上がれば値上げは避けられなくなり、下がりすぎると生産者が赤字になってしまい、生産者は農園の放棄や廃業に追い込まれることになります。
また、供給不足によって価格が上昇した場合は、仕入業者は販売価格を維持するためになるべく安い原料を求めるようになります。
安く買い叩かれることで、生豆の品質は低下し、消費者に届くコーヒーも品質が低いものになってしまいます。
一方、スペシャルティに分類されるコーヒー豆は、先物取引市場のコーヒー相場を参考にしつつ、農園とバイヤーが直接交渉(ダイレクトトレード)して価格を決めています。
ダイレクトトレードでは、品質に応じた価格で取り引きが行われるため生産者の取り組みが正当に評価される環境ができ、高品質なコーヒーの安定供給につながります。
その他にもCOEなどオークションにかけられて取引されるコーヒー豆もあり、生産者からすると、こうしたオークションは人生が一変する可能性を秘めたチャンスの場でもあります。
このようにコーヒーを選ぶ基準が価格に偏りすぎると、あなたが手にするコーヒーの味も変動してしまいます。
個人的には、品質や味の向上を求める消費者が一人でも増えるといいなと思います。
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